分解して点検ができる!それが「認証工場」です。


車検は“受かればいい”というものではありません。お車の年式、走行距離、使用状況に合った点検、整備をして安心してお乗りいただくための大切な検査です。
車検整備には必ず分解整備が必要になります。 例えばブレーキの点検のうち、消耗品のブレーキパッドの清掃、交換が分解整備にあたります。その分解整備を出来るのが、国から認められている認証工場になります。一定の国家資格を持った整備士、設備などが整ったうえで初めて認証の許可が下ります。逆に言えば認証の許可の無いところではブレーキの交換さえ出来ないのです。
当社は北陸信越運輸局認証工場ですから、お預かりしたお車の故障箇所の修理、消耗品の点検や交換などお車の全ての部分の点検整備が可能です。

点検や交換などしなくても車検に合格する場合も実際には多いのですが、それではたして安心してお車にお乗りいただけるでしょうか?車検時に交換しておけば防げた故障、車検時に交換しなかった為整備費用の負担が大きくなったなどの事例がたくさんあります。
快適なカーライフを送っていただく為にぜひ、当社で“整備付き車検”をお受け下さい。


「車検合格=故障しない」わけではありません
車検とは、国が行う一定期間ごとに車が安全であるかどうか、外観や公害面などの

(保安基準に適合しているか)を検査します。

 この検査(車検)において保安基準に適合しない車は運行してはならないと定められています。

車検の検査とは、車が安全面及び公害面で適正かどうかを保安基準を元に、テスタ−や目視(外観)によってチェックするものです。

ブレ−キ(機械内部)やエンジンの消耗部品まで分解して見る事まではしていません。

 言い換えると、検査時点における保安基準適合性(安全性)をチェックして、

 合格、不合格を判定
しているものですので検査に合格したからといって次の検査までの安全性などを保障している訳ではないのです。

点検によって未然に防げる故障と防げないものがあり、点検や車検をしたばかりなのに車に不具合が発生することはありえます。

車検に通ったから故障しない、壊れないというわけではないのです。

車検後にクルマの調子が悪くなると「車検をやったばかりなのに、なぜ故障したの?」と思うのではないでしょうか。先に述べたように、車検(継続検査)に通るということは、保安基準に適合したクルマということを公的に証明されただけであり、故障しないということを保証されたわけではありません。


ブレーキの分解

車検整備でリフトで車両を上げ、
タイヤを外しブレーキを分解したところです。

これから足回り、下回りの整備に入ります。



フロントブレーキ

円盤部分がディスクローター、その右側に付いているのがディスクキャリパー、ディスクキャリパーの中に消耗品のディスクパッドが入っています。
ディスクパッドの残量が1mm以下になると車検に合格しません。
点検基準は1mm以上です。(新品は10mmあります。)
半分以上摩耗している場合は交換をおすすめしています。



リヤブレーキ

リヤブレーキはフロントとは違い、いわゆるドラムブレーキと言われるものあります。乗用車などではリヤもフロントと同じディスクブレーキが付いている場合が多いです。
真ん中にある金属の部分がタイヤが付くハブ、その外側のバナナ状のものが消耗品のブレーキライニングです。フロントのブレーキパッドと同じで、この部分が1mm以下になると車検に合格しません。新品の状態で約5mm、2mm以下まで摩耗が進んでいる場合には交換をおすすめします。
また、ブレーキライニングの上部の筒状のものがブレーキを動かすシリンダーです。この部分がオイル漏れしていると車検に合格しませんし、非常に危険なのでよく点検します。



車両下回り錆止め塗装

下回りは錆びやすい環境にあります。
降雪時期の大量に散布された融雪剤や沿岸部でも潮風・潮水、台風などによる大量の雨水などを巻き込んで走るため、自動車下回りはサビが発生しやすい環境にさらされています。
当社では特殊防錆剤を配合した防錆コーティングで、車体下回りを防錆処理し、サビの発生や進行を抑制して安心して長くおクルマをご使用頂くことをご提案しています。



その他、車検時には以下のような消耗品のチェック・交換もしています。

エアクリーナー ATフルード バッテリー液
ベルト類 ブレーキフルード 冷却水
エンジンオイル ウォッシャー液 ワイパーブレード